
【ウズベキスタン 2023年】
ボランティアとして日本語教室で教えることになり、生徒が自宅に招待してくれた。
母親が家の窯で焼く「ノン」というパンは1ヶ月の滞在の中で一番美味しかった。

【エジプト 2024年】
ナイル川の中洲の島に迷路のような町があった。隣国スーダンに近い為、人々の顔つきも首都カイロとは異なる。少年が無言で見つめてくるので「写真撮ろうか?」と尋ねたら長いまつげが優しく揺れた。

【グアテマラ 2019年】
グアテマラのスペイン語学校で短期留学をしてから国内を周った。「マ・シモン」と呼ばれる民間の信仰対象は酒とタバコが好物という神様。神様に捧げる音楽は陽気で、中米の空気が漂う。

【バングラデシュ 2025年】
線路沿いにもスラムが多く見られる。2016年に邦人が亡くなるテロ事件が発生していたので緊張していたが、市井の人々は人なつこく正直者が多い。

【ウズベキスタン 2023年】
地元の骨董市。物を作る人は美しい。働く人も美しい。出来上がったものも美しい。
旅は異化効果で全てに心が動く。同じ感覚は映画の撮影現場でも。
キャストだけでなくスタッフもまた各々に勤める姿に心が動くからカメラを向ける。

【エジプト 2024年】
街角でシーシャを燻らす老人。二人の妻と子供や孫たちと共に近所に住んでいるという。
次の日もその次の日も同じ場所を通ったが、二度と会うことはなかった。

【ポーランド 2014年】
負の遺産、アウシュッビッツ強制収容所。全人類が訪れるべき場所。
唯一の公式日本人ガイドの方には、語る内容が施設の説明だけでないという点に敬意を表する。

【ネパール 2016年】
2015年に死者8000人の大地震に見舞われたネパール。
2015、16年に記録映画の取材で訪れた。初訪問は2009年。震災から1年経過しても村人は自分たちの手で瓦礫を片付けていた。

【ウズベキスタン 2023年】
訪問した1月は−20度を下回る日があり、滞在した田舎町では水道管が凍結したり、頻繁な停電で暖を取れないことも。民族衣装の人々に会うのと熱い白湯を飲むのが唯一の楽しみだった。

【シャングリラ 2016年】
国名的には中国。かつて訪れたチベット自治区の面影を求めて、ネパールや青海省などのチベット文化圏には何度も足を運んでいる。到着初日から歩きすぎて高山病にかかった。

【スリランカ 2023年】
食堂で相席になった女性が後日自宅で薪を使って料理を振る舞ってくれた。
彼女は夫と離婚して二人の娘は嫁ぎ、ヤシの木に囲まれた広い家で数匹の犬たちと暮らしていた。

【ウズベキスタン 2023年】
イスラム式の結婚式に招待された。男女別れての会場になる為、女性しかいない宴席。老いも若きも軽快な音楽と歌声に合わせて、ただひたすら踊り続けた。